美術家  小林正樹
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吉野の森から熊野灘へ駆け抜ける(2)

熊野の無人販売所

これはもう商店街と呼びたいですね!
無人銀座、賑やかなのか寂しいのか分かりませんが…笑

(これでも写真に全店舗収まりきっていないのです…)

 

 それぞれのお店に個性があって、これはもうアートです。楽しいです!

今のシーズンは夏ミカンがほとんどでしたが、夏や秋はまたいろんな果物や野菜が並ぶのでしょうね。

その頃に是非また来てみたいです!

 

ついに海に到達。熊野灘。

深い熊野の山々を越えて海まで下って来ました。
車なので一気に走り抜けてきましたが、昔は熊野古道を何日もかけて行脚したのでしょうね…

 

 

熊野の海というと以前何かの本で読んだ那智勝浦のお寺で行われていた儀式の話のイメージが強烈に残ってました。

外側から釘で塞がれ出ることの出来ない船に生きたまま乗り、沖の先にあるとされる浄土へ旅立つ仏教の儀式…。そのお寺の住職になるとその船に乗る運命から逃れることはできなかったとかそんな話でした…(記憶が曖昧でスミマセン)


調べてみたらそのお寺は「補陀洛山寺(ふだらくさんじ)」。

仁徳天皇治世(4世紀、古墳時代)の創建といわれる古刹。

その仏教儀式とは「補陀洛渡海」。

華厳経にある南方にあるとされた補陀洛浄土に向かう投身行。

 

 井上靖の短篇小説『補陀落渡海記』を読んだのかもしれません。

(熊野補陀落寺の代々の住職には、六十一歳の十一月に観音浄土をめざし生きながら海に出て往生を願う渡海上人の慣わしがあった。周囲から追い詰められ、逃れられない時を俟つ老いた住職金光坊の、死に向う恐怖と葛藤を記す表題作・Google booksの紹介より) 

 

補陀洛山寺(那智勝浦観光協会HP)

 

「補陀落」 観音信仰と日本文学 川村湊著(新潮社HP)

 

今回は時間が無く和歌山那智勝浦まで行くことは出来ませんでしたが、是非また訪れたいと思います。

 

 

鬼ヶ城 

日本百景の一つ。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部。

 

 

鬼ヶ城センターのトイレ

 

 

放尿中 襲撃されたら反撃できひんな

 

@関西弁練習中

 

まさに駆け足の熊野。

次回は時間をかけて熊野古道を歩いてみたいと思います。

さて、ここから横浜は遠い。
とりあえず、名古屋あたりを目標に走りますか。

 

 

次は 

「中之条再訪」

 

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