美術家  小林正樹
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木津川アート 木津川映像撮影へ

木津川ロケ

 今回のインスタレーション作品は、映像も使う予定です。

過去に写真メデイアは何度も使っていますが、プロジェクターで映像と音を使うのは初めての試みです。

展示会場の蔵の外と中のギャップをより際だたせられたらと思います。

蔵の周りは長閑な田んぼや畑が広がっていますが、蔵の中には止め処もない”時間の河”のような世界感を作りたいと考えています。

 

 木津川は、三重県および京都府を流れる淀川水系の支流の一級河川です。
昔は泉川と呼ばれたそうです。木津川市のマスコットキャラはいずみ姫です。

地名の木津も泉津だったそうですが、材木の運搬が盛んなことから木の港(津)で、木津。そこを流れていることから木津川とよばれるようになったのだとか…

 

 万葉集にも度々登場している”泉川”。巻1の歌では、滋賀県田上山で伐採した檜を筏に組んで宇治川から木津川へ、そして木津から奈良街道を陸路で奈良藤原の地へ運ばれた様子が詠まれているそうです。

 

一昨晩、雷雨だったせいか水量多く流れがやや激しく濁っています。

滞在期間の都合上、今日しかチャンスが無いので決行します。

相楽郡笠置町の沈下橋より撮影。

撮影ポイントを求めて上流へ移動してきました。

 

歴史遺産の寄り道

恭仁小学校。なんと現役の木造校舎!

調べてみたら学校の歴史は150年、現校舎は室戸台風で倒壊後昭和11年に再建されたものだそうです。
奈良時代に聖武天皇が遷都した恭仁京の中心部「恭仁宮跡」(国史跡)の上に建っています。

恭仁宮跡。礎石の遺跡は七重の塔跡

秋ですね。休耕地には秋桜が一面に。

都があった1274年前のことは幻かしら…

 

木津町に戻ってきました。夕焼けの木津川。

かつて水運で栄えた泉川(木津川)。

そのころの川の風景はどんなだったのでしょうか…?


今日は一日、地主のFさんに軽トラックで木津川のいろんな撮影ポイントや歴史の名所を案内して頂きました。

なかなか旅行者では味わえないルート、楽しい一時でした!

Fさん有り難うございました!

これから、レジデンスに帰ってパソコンで動画の編集です。


 

この素敵なリビング、驚くなかれ。

実は我々が制作中滞在しているレジデンスなのです!

この地区の方のご好意で我々作家は滞在宿泊させていただいております。

 

自宅より快適!

ロフト(梯子は電動!)もウォシュレットもついている最新式素敵ハウス。

このまま住んでしまいたい位です。

これから夜なべで動画編集です。

FHD(フルハイビジョン)なので書出しに時間がかかりそう…

展示上、正直そこまでの画質差は分からないと思いますが、最高スペックでいってみようと思います。
映像約40分長で6GBほど。USBフラッシュメモリに入れてメデイアプレーヤーにてループ再生しプロジェクターから映写する予定です。
どうなるか楽しみです。